私は、恥ずかしながら、富岡製糸場のことは話題になるまで
全く知りませんでした。
もしかしたら、社会の教科書に載っていたりしたのかもしれませんが、
すっかり忘れてしまったのかもしれません。
そんな、私みたいな方にもわかりやすいように
富岡製糸場のことについてお勉強していきたいと思います。
○富岡製糸場ってどこにあるの?
群馬県富岡市という所にあるそうです。
群馬といえば、山の中なのでしょうね。
車で行く場合は、上信越自動車道富岡インターチェンジを降りれば近いようです。
○いつごろできた製糸場なの?
明治5年1872年に建てられた製糸場なのだそうです。
明治5年だと、100歳で亡くなった私のおばあちゃんが生まれるまだ前
に建てられたということです。
かなり古い建物なんですね。
○富岡製糸場はなぜできたの?
明治政府が、日本をお侍さんの国から、もっと現代的になり、
世界にも通用するような産業を確立していくために作った
模範機械製糸場なのだそうです。
当時は、生糸の輸出を大々的にしようと考えていた
明治政府は外国人指導者を招いて様式の工場を作り、
生産を拡充させたかったのだそうです。
○製糸場の場所は、もっと人が多い東京都心でも良かったのでは?
私が思っていた、東京では、広い工場を作るための
広い土地がなかったので、東京は問題外だったようです。
富岡は、色々と製糸場にするには、条件がそろっていたようです。
・製糸するときに大量の水をつかうのですが、
その水が確保できる
・もともと蚕をいっぱい育てていた土地柄なので、
生糸の原料がたくさん確保することができるのです。
・製糸をするときには、お湯もたくさん使うので
お湯を沸かす燃料も必要となります。
その、燃料となるのが当時は石炭でした。
石炭がたまたま富岡にちかい、高崎などで採取することが
可能だったので適した場所だったのです。
・他の地域も同じような場所はあったのですが、
当時は江戸時代からのお侍さんのような気持ちの方が
多く、なかなか外国人を地元に受け入れるというのが
難しかったようです。
富岡は、友好的な人が多かったのか、外国人が教える工場
でも、ちゃんと同意をして受け入れてくれたそうです。
○今でも製糸はやっているの?
明治政府から、民間企業に払い下げになった後も
さかんな製糸をされていたようですが、
残念ながら、昭和62年に操業停止をしてしまったようです。
今は、建物を見学することはできるようです。
入場料は大人が500円で、高校生大学生は250円
小学生150円だそうです。
世界遺産に登録されるのであれば、ぜひ行ってみたいものですね。
子供たちにも、見せてあげたいです。