夏も近づく八十八夜という出だしから始まる、茶摘みの歌があります。

最近、子供たちが保育園で習ってきて、家でよく歌ったりしてくれています。
楽しそうに歌っていて、こちらも元気がでますね。

その八十八夜ですが、そもそも、どういう意味があり、いつかご存知でしょうか?
知っているようで、意外としっかりと把握していない方々多いのでは?

ということで、八十八夜について、簡単に説明をしていきたいと思います。


○八十八夜はいつごろなのでしょう?

八十八夜というのは、正月から数えてというのではなく、
立春すなわち、節分の豆まきをする次の日から数えて、八十八日目になる日のことなのです。

普通の年であれば五月二日で、うるう年であれば、五月一日にあたります。

本当にそうなのか、子供たちと一緒にカレンダーで数えてみましたが大丈夫でした。


○八十八夜とは?

八十八夜とは、よく暦の上ではと聞かれる二十四節気ではなく、
雑節と言われているもので、季節の変わり目を示す日のことなのだそうです。

この雑節は、二十四節気のように中国で作られたものではなく、
日本で作られた季節の言葉なのです。

日本の季節に合った季節の言葉は、何となく納得できますし、
心で受け止めることができるような気がします。


○八十八夜は何の目安?

八十八夜は、春から夏に移り変わる目安の日で、縁起の良い日だといわれてきています。

農家の方々や、漁業の方々などが、農作物にや漁に影響を及ぼすような
自然現象の対策をするための目安として作られたものだといわれています。


このぐらいの時期から、安定した天気が続くようになり、
茶摘みや、養蚕の目安になっていたそうです。

しかし、八十八夜の忘れ霜という言葉もあるようで、
霜が降りて農産物に被害をあたえることもあるとか。

農家や、漁業関係者の方々には、気を付けようと思う目安になる季語に
なるようです。

人間の体も季節の変わり目になると、具合が悪くなったりする人も
多いので、作物も人も管理をきちんとしていきたいものですね。

 カテゴリ

 タグ